天王寺区真田山の玉造歯科クリニックでは、お子様の治療と予防にも力を特にいれております。
お子様は治療中に泣いてしまうこともしばしばあります。しかし、当院では泣いてるお子様に無理やりの治療はおこなっておりません。一度歯医者に対してトラウマができてしまいますと、長い期間治療ができなくなってしまうためです。お子様にもよりますが、最初はどのように治療をするのか、動かないでお口の中で器具をいれることができるかなどトレーニングを行った上で、危険のない治療を行なっております。
当院には広いキッズルームをご用意しておりますので歯医者を怖がるお子様には、まずキッズルームで遊んでもらい、歯科医院の雰囲気に慣れてもらいます。治療の際にはチェアーの上に天井モニターを設置しており、アニメをみてもらいながら治療を行うこと、また笑気麻酔を使用してリラックスできるようにしております。すぐに治療ができないからといって来られなくなると、虫歯は進行していくばかりですので、根気強く来ていただければと思います。
そして、当院では、お子様の矯正治療にも力をいれております。お子様の矯正は6歳頃~12歳頃までに行う第1期矯正治療と、13歳頃~成人までに行う第2期矯正治療に分かれます。
第2期矯正治療は大人と同じようにワイヤーなどを用いて歯並びを整える治療ですが、第1期矯正治療は歯並びを整えるのではなく、永久歯がきれいに生えそろうための下準備が治療目的です。
この時期は乳歯と永久歯が混じって生えているので、歯並びをそろえるよりも、永久歯がきれいに生えそろう下準備を行う時期です。
第1期矯正治療では、取り外し可能な顎を広げる矯正器具を用いて、土台となる顎の形を整えたり、顎骨の成長を利用した骨格的な改善を行います。また、この時に歯並びや噛み合せに悪影響を及ぼすクセの修正なども行います。
ここでの目標は前歯がきれいに並び、奥歯が生え変わった時にきれいに並ぶであろうスペースを確保することになります。
その後、永久歯が生えそろった段階で第2期矯正治療を考えます。より確実にきれいに歯を並べるために、基本的に第2期矯正治療を視野に入れる必要もあるかと思われます。
矯正を始める適正な時期は、顎の成長具合や、歯の生え方など、お子様によって様々です。そのため、幼い頃から矯正の検診を受けることで、適正時期を見逃さずに矯正治療ができます。
大人の矯正で顎に十分な大きさが無い場合、抜歯をして、歯をキレイに並べるためのスペースを作らなければなりません。しかし、幼い頃からの矯正は、顎の成長を利用することで、顎の前後的な位置を整えたり、顎を最適な大きさと形に広げ、歯を並べるスペースを確保することができるので、抜歯をせずに矯正治療が行える可能性が高くなります。
子どもの骨は軟らかく、歯を支える骨も同様です。その分、大人になってからの矯正と比較すると、効率的に歯の移動が可能で、痛みも少なく治療できます。
幼少期は筋肉と骨の成長が早いので、この時期の噛み合せは顔全体の形成に影響を与えます。その為、早い時期から噛みあわせをコントロールすることで、歯並びだけでなく、呼吸や顎関節の機能などを正常に発育させることが可能です。
矯正治療は定期的に歯科医院に通う必要があるため、その際には虫歯の検診・予防も行います。また、キレイに生えそろった歯並びは、ブラッシングがしやすく、将来的にも虫歯・歯周病の予防に繋がります。
矯正治療は抜歯を伴うケースが多いですが、床矯正は抜歯するリスクを下げれる矯正治療です。
矯正治療は目的によって治療方法は異なりますが、顎の小ささが原因で歯がキレイに並ぶことができない場合、床矯正によって本来あるべき顎の大きさに拡大させ、理想的なスペースを作ることで歯を抜かずにキレイに並べさせることができることを目標とします。
顎を広げると聞くと顔が大きくなるようなイメージですが、床矯正で広げるのは「歯槽骨」と呼ばれる歯を支える部分だけなので、顔の輪郭が大きくなることはありません。
床矯正では写真のような拡大床と呼ばれる装置も使用します。
拡大床は、口の裏側につけるプラスチック製の床部分(レジン床)と、表側の歯を抑える金属線で作られた入れ歯のような形をしております。
床部分にはバネやネジが埋め込まれており、その力を利用して顎を拡大させたり歯を動かします。
装置は着脱が可能で、食事や歯磨き時は取り外します。学校にいっている間は外していただいてかまいません。
ただし、1日12時間以上は必ず装着する必要がございますので、帰宅後には必ず装着してください。。
天王寺区真田山の玉造歯科クリニックでは、「インビザラインファースト」というお子様のマウスピース矯正にも対応しております。
透明で取り外し可能なマウスピース=アライナーを装着する事で歯並びを整えます。一定期間ごとに新しいアライナーに交換し、ゆっくりと歯を動かしていきます。
食事や歯みがきの時はアライナーを取り外せるので、いつものようにご飯を楽しみ、お口のケアができます。
歯がある程度生えてきた状態でお子様の「成長」を利用し矯正するので、理想的なあごの成長を促し骨格的な矯正も期待できます。
インビザラインファーストの特徴
プレオルソとは、永久歯に生え変わる前のⅠ期治療で効果を発揮する、マウスピース型の歯並び矯正装置です。
「歯ならび」だけでなく、「咬み合わせ」「お口ぽかん」の改善、「口呼吸から鼻呼吸へ」「舌のトレーニングによる正しい飲みこみや発音」など、お子さまを健康な体へ導くことを目的としています。
取り外しが可能で「家にいる時の1~3時間」と「寝ている時」に装着するだけですので、学校に装着していく必要はありません。また、食事や歯磨きも普段通りできますので、ワイヤーを用いた通常の矯正治療に比べ、お子様の負担が少ないです。
さらに、柔らかいポリウレタン素材でできており、金属アレルギーのお子様でも安心してご利用頂けます。
装着について
お家にいる間は、できるだけ長時間装着するようにしてください。目安としては日中1~3時間程です。この時、必ず口を閉じて鼻呼吸をするように心がけてください。
ただし、日常会話は可能です。
口を閉じていることで口の周りの筋肉のトレーニングになり、また、装着しながらおしゃべりをすることで、舌のトレーニングと正しいしゃべり方に近づきます。
就寝時は、寝ている時に装置が口から出ないようにし、装置の効果を高めるために、就寝時用のテープを口に貼って使用します。
お手入れ・保管
装置をお口から出した後は水ですすぎ、1日1回食器用の中性洗剤で歯ブラシを用いて磨きます。※手入れに歯磨き粉は使用しないでください。
また、週一回程度、入れ歯洗浄剤で洗浄し、4倍に薄めた食器用漂白剤に3分程度浸けます。
尚、お手入れの際、装置変形の恐れがあるため、熱湯は使用しないでください。
保管は専用ケースに入れて冷暗所で保管します。
注意事項
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